2008年の映画。原作は、梨木香歩さんの同名小説。原作は未読。
中学に入って不登校になった少女まいは、人里離れた山奥に住むおばあちゃんの家で暮らすことになる。おばあちゃんは、英語を教えるために日本に来たイギリス人。おばあちゃんのおばあちゃんが魔女だった話を聞いたまいは、自分も魔女になれると信じて、魔女の修行を始める。山での暮らしの中で、時にはおばあちゃんとぶつかりながら、まいはいろいろなことを教えてもらう。
丁寧できれいで、凛としたおばあちゃんの日本語を聞いていると、背筋が伸びる。
印象に残るのはラストシーン。自分が死ぬことを予見していた(?)おばあちゃんがまいに伝えたメッセージには、愛情があふれているし、「西の魔女が死んだ」というタイトルが胸に落ちる。ネタバレになるので詳しくは書かないが、一見の価値あり。
この映画を観たあとは優しい気持ちになれる。