浦沢直樹氏(漫画) 勝鹿北星、長崎尚志(脚本)
MASTER キートン
小学館
完全版(全12巻)はAmazonで新刊が購入できる。
主人公の平賀=キートン・太一は、オックスフォード大学出身の考古学者で、胡桃沢大学で授業を行う傍ら、世界最大の保険組織ロイズのオプ(調査員)として世界を飛び回る。また、イギリスのSAS(イギリス陸軍特殊部隊)のサバイバル教官、つまりマスターの過去を持つ。サスペンス、冒険、海外、考古学…、好きなことが山盛りの漫画。基本的には一話完結のスタイルだが、例外もある。
キートンは、スーツ姿で出てくることが多く、見た目は平凡なサラリーマン。一見、「うだつが上がらない」キートンだけど、機知に富み、危機を乗り越える力は超一流。ロイズの仕事は、富豪や犯罪者とのやり取りが多く、スパイさながらの活躍をすることもあれば、考古学上の発見に立ち会うなど、アカデミックなストーリーも多い。また、連載当時の時事ネタも多く、世界をまたにかける男の活躍は痛快で知的好奇心を刺激する。
完全版12巻のうち、まだ3巻までしか読んでいないので、時間をかけてじっくり楽しみたい。
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